鍼灸治療
【初めて鍼灸を受ける方へ】 鍼灸のメカニズム
鍼(はり)を刺したり、灸(きゅう)をすることで体に微小な組織損傷がおこります。
微小な組織損傷が起こることで、身体は修復しようと反射がおこります。そのとき筋肉の血管が拡張して、血流が改善され、痛みの原因 となった発痛物質を洗い流し、痛みが解消されるのです。鍼灸には自律神経を調整する効果もあります。
鍼は痛くないですか?
鍼治療と聞くと注射の針を連想されるかもしれません。鍼治療の鍼はわずか0.2ミリ程度の髪の毛程度の極細鍼なので、刺されたのが感じないほどです。
使い捨て鍼を使用していますので衛生的で安心です。
灸は熱いの?
熱くありません。
昔の治療は跡が残るほど焼きましたが、最近は跡が残るほど焼きません。でも効果は変わりません。シールを貼るので跡も残りません。
どういう場合に鍼治療はいいのですか?
鍼治療は、ぎっくり腰など急性の痛みや不定愁訴に効果を発揮します。
またマッサージと違い、深い場所にある筋肉でも直接狙うことができます。鍼の刺さった筋肉は緩み、神経の興奮を抑える効果がありますので、多くの痛みの軽減を期待できます。
いかがでしょうか?
少しは怖い気持ちが無くなりましたか?
後は鍼灸治療をぜひ経験してみてください!!
鍼灸の適応例
神経系疾患 | 神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー |
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運動器系疾患 | 関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎、喘息、風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾 |
代謝内分秘系疾患 | バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血 |
生殖、 泌尿器系疾患 |
膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎 |
婦人科系疾患 | 更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、ちくのう、咽喉頭炎、へんとう炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい |
小児科疾患 | 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善 |